特定技能の外国人「辞めない職場」の秘訣は 生活のサポートも(2025/12/8)
<NIKEI2025年12月8日記事>「特定技能」の在留資格で働く外国人は、企業にとって欠かすことのできない戦力になりつつある。 特定技能外国人の自己都合による離職率は19.2% 文化の違いや言語の壁を背景に、短期間で退職してしまうケースも多い。どうすれば長く働いてもらえるのか。 高い定着率を保つ職場の取り組みを探った。
①研修:即戦力になれる知識「ダイサン」 「入国前に6カ月研修を受け、危険な位置や材料の名前など足場の基礎知識を学んだ。おかげで日本に来てからスムーズに作業ができた」 ②親へのケア「ダイサン」 社長自身が現地に赴き、日本の住居や職場の動画を見せながら、親に直接、仕事内容や生活環境を説明して不安を払拭。 ホームシックになったり職場に不満を抱えたりした場合、家族に電話する外国人が多い。 家族説明会では社長が家族に「子供が辞めたいといったら家族から励ましてほしい」とお願いする。 ③日本語「ゆっくり」で聞き取りやすく「JALグランドサービス」 日本人のマネジメント層向けに、外国人社員にゆっくりとわかりやすい日本語で話しかけるなど心構えを指導する研修を開始 外国人社員向けの日本語教育も始め、総務部の社員がオンラインで週3回日本語を教える。 ④「特定技能2号」の取得を支援 「焼肉トラジ」 2号の試験合格までに時間がかかることがモチベーションをそいでいた。そこで、従来より早く2号が取得できるよう、 他の従業員の育成など、試験を受けるのに必要な職務経験を早くから積める制度に改めた。
一度不信感が芽生えると元には戻りません 丁寧な事前準備の手間が社員定着への土台となるは日本人でも外国人でも変わりません 業務の棚卸、明確化は会社にとっても大切なこととなります とは言え、どこから手を付けるべきか迷ったらオフィスナカヤマにご相談ください